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自分は誰かを救っているのか?という切実な問い

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My Chemical Romanceというバンドがいる。
アメリカ ニュージャージー州にて結成され、パンクロック、エモ、ハードコアを基調とした音楽で人気を博した。
日本にもSummer Sonic’04と’06で来日し、単独公演も行なうなど国外での人気も高かった。

私が彼らを知ったきっかけは忘れてしまったけど、一時期は本当によく聴いていた。
The Black Parade」が一番好きなアルバムだ。

色々なものに好みがあり、ブームがあり、周期があるように、散々聴きまくった後ぱったりと聴かなくなってしまった。
それでも「好きなバンド」の一つであることに変わりはなく、時折思い出してはiPodから流れる彼らの音楽に耳をすましている。

音楽ももはや「消費」される時代だ。
生まれてはただ消えていくだけの音。

だけど私は、このバンドには忘れることのない思い入れがある。

Life on the Murder Scene」という彼らのライブDVDがある。
そのDVDにはライブ映像の他に彼らのドキュメンタリー映像が収められている。

ボーカルのジェラルドは、ハイスクールを卒業後母親の実家の地下室に住みながら、ニューヨークでアニメーションの仕事をしていた。
しかし、次第にそんな毎日、自分の生き方に疑問を持ち始める。
そして彼は仕事にニューヨークへ向かう途中、飛行機がワールドトレードセンターに突っ込むシーンをフェリーから直接目の当たりにする。
9.11同時多発テロである。

彼はその時、自分の生き方として音楽活動を選ぶ決意をする。

「自分は誰も救っていない」

売れない絵を書き続ける自分を彼はそう表現した。

「自分は誰も救っていない」と。

このセリフが、今でも私の脳裏に焼き付いて離れない。
そして事あるごとに自分に対して同じ問いが投げかけられる。

「自分は誰かを救っているのか?」

誰かを救う、ということは、何かしらの窮地に陥っている人を現実的に、具体的に救済するということだけではない。

「誰かの役に立つ」という、人間が元来持っている本能的欲求のことだ。

村上龍は「希望の国のエクソダス」という作品の中でこう表現した。

“誰かに何かをしてあげたい、何かをしてあげることができる存在になりたいという思いが、
どれだけ普遍的で切実なものなのかをこれから日本人は思い知るようになると思う。”

今の自分は確かに、誰も何も救っていないけど、「何かをしてあげることができる存在になりたい」という思いだけは忘れないようにしよう。

そしてそのために必要なこととは、まず自分が「自立」することだ。

➤「Cancer」My Chemical Romance (Youtube)
➤「Helena」My Chemical Romance (Youtube)
➤「I Don’t Love You」My Chemical Romance (Youtube)

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