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クリエイティブであり続けるために乗り越えるべき壁

自分の文章を読み返してみて、思わずため息が漏れる。

その見事な出来栄えにではない、その逆である。
「どうして自分はもっと上手く書けないのだろう」と、暗鬱とした気分になる。

自分の考えていることやアイデアをもっと上手に表現して文章にできたら、きっとそれは素晴らしいものになるのにと、モニターに映った不完全な言葉の羅列を眺めながらよく思う。

そう、私は自分の文章にまったく満足していない。
そして、満足のいく文章を書けない自分自身に対しても、まったく満足していない。

ときどきあまりに納得のいかない文章を書くものだから(自分が)、怒りを通り越して軽い憎悪を覚えるくらいだ。

それでもなおこうして文章を書き続けている私だけど、先日こちらの記事で紹介したandDNAというサイトで、WIREDに掲載されたこちらの記事に出会った。

➤クリエイティブな仕事に携わる誰もが経験する「ギャップ」問題

”クリエイティブな仕事をする人は、誰もが優れた審美眼を持っているのだが、
ある種の「ギャップ」を経験することになる。
最初の数年間、作品を作り続けても、それは自分の目でみて、それほど良いものだとは思えない。
それは良くなりかけのもので、ポテンシャルはあるにしても、残念なことに変わりはない。
でも、その道に踏み込んだときの優れた審美眼は健在で、それがあるからこそ、自分の作品の出来が悪いということが理解できるのだ。
しかし、残念なことに多くの人はこの段階を乗り越えることができず、諦めてしまう。
私の知る優秀なクリエイターは、何年間もかけてこの困難を通り抜けてきている。
誰もがこのことを経験するのだ。
始めたばかりか、まだこの段階にいる人にとってできる最も大事なことは
多くの作品を作ることだ。
数多くの作品を作る過程を経て初めて、そのギャップを埋めることができ、
満足できる作品が作れるようになるだろう。
しばらく時間はかかるだろう。
でもそれはみんなが通る道。
どうにかして自分で戦い抜けて行くしかないのだ。”

これはアメリカのラジオ番組「This American Life」でホストを務めるイラ・グラス(Ira Glass)がストーリーテリングに関して解説した動画の一部の音声を引用・翻訳したものだそう。

私はこの文章を読んで、クリエイティブであり続けるために大切なこととは、クリエイティブになりきれない自分を許し、励まし、根気強く向き合っていくことではないかと思った。

生まれながらに何かしらの才能に恵まれ、その創造性を遺憾なく発揮し続けるような人もいるだろう。
俗に言う「天才」と呼ばれる人達だ。

でも私のような凡人が、最初から上手くやれるわけがないのだ。
思えば今まで、何度も何かにチャレンジしようとして、「最初に」上手くできなかったものはすぐに諦めてきた気がする。
逆に言えば、「最初から」上手くできるものしか選んでこなかったということだ。

そのことに、この歳になってようやく気付いた。

自分は、最初は上手くできなかったものを努力してうまくできるようにする、という経験が極めて希薄なのだと。

まずは、「満足のいく文章を書くことができない自分」を諦めないこと。
その状態を認めること。

そして、その状態から抜け出すための努力をすること。

具体的には?

書くことだ。

上記引用にある通り、しばらく時間はかかるだろう。でもそれはみんなが通る道。

どうにかして自分で戦い抜けて行くしかないのだ。

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