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評判通りのおもしろさ。アドラー心理学「嫌われる勇気」

あちこちで絶賛されているこちらの本を読みました。

嫌われる勇気

タイトルがちょっといかにもなのと、こういった自己啓発系(?)は最近意識して避けていたのですが、怖いもの見たさのような好奇心を抑えきれずに買ってしまいました。

感想は、とても素晴らしかった!です。

最近自分の中で「人はなぜ行動しないのか」という疑問がテーマになっているのですが、本書にはそのヒントがたくさん隠されていました。

特に印象に残った箇所を、何回かに分けて紹介していこうと思います。

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アドラー心理学とは

アドラー心理学(アドラーしんりがく)は、アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)が創始し、後継者たちが発展させてきた心理学の体系である。
アドラー自身は、自分の心理学について、「個人心理学(Individual Psychology)」と呼んでいた。
それは、個人(individual)が、in(=not)+L.dividuus(=devisible 分けられる)+al(の性質)=分割できない存在である、と彼が考えていたことによる。
日本では、「アドラー心理学(Adlerian Psychology)」の呼称が一般的である。
アドラーが自分の心理学について、個人心理学と呼んだように、アドラー心理学では、個人をそれ以上分割できない存在であると考えることから、人間の生を、個人という全体が個人の必要な機能等を使って目的に向かって行動している、というふうに考えている。_Wikipedia

本書は、哲人と青年の対話形式で話が進んでいくのですが、なにしろこの青年がかなりいいキャラしてるんです。
何度も読みながらニヤけてしまいました。内容はいたって真面目なんですけどね。

「原因論」と「目的論」

アドラー心理学では「トラウマ」を明確に否定しています。
原因があって、その結果があるのではなく、その原因にどのような意味付けを行うのかが重要だと説きます。

過去の原因にばかり目を向け、原因だけで物事を説明しようとすると、話はおのずと「決定論」に行き着きます。
すなわち、われわれの現在、そして未来は、すべてが過去の出来事によって決定済みであり、動かしようのないものである、と。違いますか?(哲人)

−では、過去など関係ないと?(青年)

ええ、それがアドラー心理学の立場です。(哲人)

ご友人は「不安だから、外に出られない」のではありません。
順番は逆で、「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」と考えるのです。
つまり、ご友人には「外に出ない」という目的が先にあって、その目的を達成するための手段として、不安や恐怖といった感情をこしらえているのです。
アドラー心理学では、これを「目的論」と呼びます。(哲人)

あなたのおっしゃる話は、すべてが原因論に基づいています。
われわれは原因論の順人であり続けるかぎり、一歩も前に進めません。(哲人)

例えば、仕事が見つからないのは自分の学歴のせいだとか、容姿が良くないのは親のせいだとか、現状はすべて過去の出来事や境遇が原因である、と考えるのが「原因論」です。

過去の経験に自ら意味を与える

しかし「目的論」では、「経験それ自体」ではなく「経験に与える意味」によって自らを決定する、としています。

仮にご友人が「自分は両親に虐待を受けたから、社会に適合できないのだ」と考えているのだとすれば、それは彼の中にそう考えたい「目的」があるのです。(哲人)

この「目的論」のくだりでとても腑に落ちたのが、自分が嫌い(苦手)な相手と接するときのこと。

例えば会社に、どうしても好きになれない同僚がいたとします。
そうすると、その人の嫌なところばかり目につく、そればかりが気になってしまうという経験はないでしょうか?

それは自分の中に、彼(彼女)を好きにならない、歩み寄らない、という目的が先にあるからだ、というのが目的論です。
「あの人はこうだから嫌い」なのではなく、「嫌いになるという目的のためにそういうところばかり見つけている」のです。

だからアドラー心理学では、その「目的」を変換することが大切だと説きます。

人は皆なにかの目的に向かっている。
だからその目的を、自分にとって望ましいものに変えていくべきだと。

これはまさに目から鱗でした。
いきなり明日からやれるかと言ったらそうではないのですが、まずはそういう「発想の転換」「見方の転換」が大切なのだと気付きました。

ここで紹介したことは本当にごくごく一部で、他にも素晴らしい示唆に富んだ内容盛り沢山です。

何度も読んでもっとアドラー心理学を勉強したくなりました。

この記事を読んで少しでも気になった方は是非購入してみてください!

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