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ミニマリズムのすすめ

 以前から気になっていた本をようやく購入した。

 「モノを減らす」「断捨離」「シンプルライフ」などという言葉をよく目にしたり聞いたりするようになって久しいが、本書もまさしくそういった「より少ない所有物で、より有意義な人生を」と謳う本である。

 ただ、本書がそういったいわゆるハウツー系の書籍と異なる点は、「いかにしてミニマルな人生を手に入れるか」というノウハウを説くのではなく、ミニマリズムという概念をどのように捉え、自分たちの人生に取り入れるのか、という点を重点的に書いてあるところだ。

 作者はThe minimalistsというアメリカ人の二人組。

 ジョシュアとライアンは共に、かつては若手企業人として高い給料を得て、高級車を乗り回し、大きな家に住む、いわゆる成功者としての生活を送っていた。しかし、仕事に忙殺され、自分の人生に充実感や幸福感を感じられずにいた。
 そこで二人は、The minimalistsを結成し、自分たちがミニマリズムという生き方を実践する過程を記録するのと共に、それをエッセイとして自身のWebサイト「TheMinimalists.com」で公開することにした。

 そのエッセイの中から特に大切な29本の記事を集めたものが、本書である。

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ミニマリズムとはツールである

 本書では、ミニマリズムを以下のように定義している。

ミニマリズムとは、有意義な生活や人生を送るためのツールだ。
誰もが探し求めている幸福(と断言しても問題ないですよね)を手に入れるためのツールなのだ。
幸せに暮らしたくないと思っている人はいないはずだけれど、ミニマリズムはその手助けになる。
ミニマリズムには特定のルールなんて存在しない。
ミニマリズムとは、単純に、生活の中から不必要なものをそぎ落として、本当に大切なものだけにフォーカスすることだ。

 ミニマリズムとは、生活を向上させるためのツールであり、そこに特定にルールなんて存在しない、と説いている。

 ミニマリズムと聞くと、モノを極限まで減らし、まるで仙人のように生活しなければならないと感じる人もいるかもしれない。だが、ミニマリズムとはあくまでひとつの生き方であり、姿勢なのである。

 100人いればそこには100通りのミニマリズムがあって然るべきだし、「こうあるべきだ」というものではない。

 大切なのは、「自分の人生には何が必要で、何が必要ではないのか」を考え続けることとそのプロセスであり、単にモノが少なければいいという訳ではない。その人の取捨選択の過程と、優先順位の再確認の結果得られるものが、その人なりの「ミニマルライフ」なのである。

 気がつくと私たちは、たくさんのモノと情報に囲まれてしまっている。

 中には自分が望み、選んだものもあるが、中にはそうでないものもあるだろう(そうでないものが殆どかもしれない)。だからこそ、ミニマリズムというツールを自分の人生に取り入れ、「大切なものと、そうでないもの」の選別を行うことが大切なのである。

 いつの間にか、「たいして重要でも大切でもないもの」に振り回されているかもしれないから。

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コメント

  1. […] 参照:『ミニマリズムのすすめ』 […]

  2. […]  以前に「ミニマリズムのすすめ」という記事を書いたが、私はこのソルジェニーツィンの考え方こそが究極の「ミニマリスト」的生き方なのではないかと思った。  つまり、単に「所 […]

  3. […] 所有する喜び」を与えることのできるブランドだからではないかと思います。  「ミニマリズムのすすめ」という記事や「自分ひとりで持てるものだけを持とう。世界を知ろう。」とい […]