自分の愛着のあるモノを手放すのは、やはり感慨深いものがある。
それにまつわるエピソードや思い出を、否応なく思い出してしまうからだ。
こちらのCHROME HEARTSのベルト。
2010年にハワイのホノルル店で購入してからというもの、その重さやムダなデカさにもめげずにせっせと愛用してきた。
これを購入した当時は円高絶頂期の頃で、しかも今より価格自体も安かったので、国内の直営店で購入するよりは大分安く購入できた。
といっても、普通の人が聞いたらびっくりするような値段なんだろうけど。
今回、このベルトをヤフオクに出品し、無事落札された。
こういう高いものを持つことのメリットのひとつに、売るときにもそれなりの価格で売ることができるというのがある。
このベルトも、自分ならネットオークションでそこまで出すのはちょっと恐いなと思うくらいの価格で売ることが出来た。これもCHROME HEARTSのネームバリューがあるからこそなせることなのだろう。
なぜ、このベルトを手放すことに決めたのか?
もちろんそこには、密かに計画している海外旅行のための資金を調達したいということもあるが、一番大きな理由としては、5年後、10年後もこのベルトを愛用している自分がイメージできなかったからである。
ファッションに対する私の一番基本的な姿勢は「自分の好きな格好をする」というもの。
しかし、それと同じくらい大切にしていることが、「自分の年齢、雰囲気に合わないものは着ない」ということ。
ファッションだけが浮き立って見えるような、アンバランスな格好はしたくないと考えている。
どんなに奇抜な格好でも、その人の雰囲気や姿勢にフィットしていれば、格好だけが浮き立つことはない。
だから、「自分のしたい格好」と「今の自分の年齢と姿形に合ったもの」のバランスの取り方に、その人のセンスが現れるのだと思う。
着たい服を着れるように自分の体型を整えることも、自分の体型や年齢を理解して着るものを選ぶことも、両方大切だ。
今の自分にとって何がいちばんしっくりくるか?ということを自分で見つけ出すことは、ファッションだけでなく、自分の生き方に通ずる考え方だからである。
[…] こちらの記事もどうぞ:「さよならクロムハーツ」、「CHROME HEARTS 香港からの贈り物」 […]
[…] 関連記事:「さよならクロムハーツ」、「CHROME HEARTS 香港からの贈り物」 […]
[…] 関連記事:「さよならクロムハーツ」 無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫) […]