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自分ひとりで持てるものだけを持とう。世界を知ろう。

 「死なないこと、楽しむこと、世界を知ること。
これは村上龍の言葉だが、私はこの言葉を座右の銘としている。死なないこと、つまり生き延びることがすべてに優先し、その次に楽しむこと、そして世界を知ること、だ。これらは全て、普遍的で切実な、我々が元来持ち合わせている欲求である。
たったこれだけの言葉で、生きていくうえで大切なことをすべて網羅しているように思う。

 今日はもうひとつ、私がつい最近知って感動した言葉を紹介したい。
それはアレクサンドル・ソルジェニーツィンという、旧ソ連の作家の言葉である。

常に自分ひとりで持てるものだけを持とう。
言語について、他国について、人間について学ぼう。あなたの記憶力を旅行カバンにするのだ。

 彼は反革命分子として、11年ものあいだ強制収容所に収監されていたが、獄中での生活をありのままに綴り、その凄惨さや処刑の実体を告発した文学的ルポルタージュ「収容所群島」を発表し、西ドイツへ国外追放となる。
本国ロシアでは禁書扱いとされたが、フランスで発売され、後に大反響を巻き起こした。1970年にはノーベル文学賞を受賞している。

 アレクサンドル・ソルジェニーツィンという作家と、先に紹介した彼の言葉を知ったのは、ある男性誌に掲載されていたからなのだが、そこに書かれていた文章もまた魅力的な内容だった。

 以下、雑誌の記事より引用。

収容所ではすべてが剥奪される。
それまでの役職や地位、財産、持ち物をすべて失ったとき、どう生き延びるのか。
頼りになるのは灰色の頭脳だけだぞ、というソルジェニーツィンのアドバイスは、現代のぼくたちにもなかなか示唆的である。

言葉を学び、人を知り、他国について知識を仕入れれば、いつでも必要なときにとりだして活用できる。
頭脳こそが究極のサバイバルツールだという確信は、いかにも文房具ひとつない収容所でノーベル文学賞作品をものした作家らしい。

 以前に「ミニマリズムのすすめ」という記事を書いたが、私はこのソルジェニーツィンの考え方こそが究極の「ミニマリスト」的生き方なのではないかと思った。
 つまり、単に「所有するモノを極限まで減らす」ということではなくて、お金やモノに代替する「何か」を自分自身で生み出せるのかということ。自分の頭と知恵、想像力と創造力を駆使して自分や他人を充足させることの出来る何かを生み出すこと。
 
 モノを持たない、というのは確かにひとつのスタイルではあるだろう。
でもそうではなくて、モノを何も持たなくても良いほど、それに代わる何かを自身が生み出せるということが、私が考える究極のミニマリストである。

 自分ひとりで持てるものだけを持とう。あとはすべて自分の頭の中に入っている。そしてそれをもっと充実させるために世界を見よう。

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コメント

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