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10カ国以上の外国人と仕事をして感じた、一緒に仕事がやりやすい人種

 私は現在、自動車系の部品メーカーで、自社製品及び製造用設備の輸出業務に携わっています。取引をする相手は主に、アジア地区の系列会社 or 子会社になります。必然的に、様々な国の人達を相手に仕事をすることになるのですが、やはりそれぞれの国ごとに、仕事が「やりやすい/やりにくい」というのがあります。
 
 それは言葉の違いであったり、宗教の違いであったり、新興国ならではの問題であったり、様々な要因が複雑に絡み合い発生するのですが、今日はその中でも私が「この人達とは仕事がやりやすいな/やりにくいな」と感じる国について書いてみたいと思います。
 
 前職での経験も加味すると、今まで私が取引相手として仕事をしたことがあるのは以下の国々です。

  • 中国
  • タイ
  • フィリピン
  • ベトナム
  • インド
  • ブラジル
  • マレーシア
  • インドネシア
  • ルーマニア
  • アメリカ
  • メキシコ
  • 韓国
  •  関連会社ということもあり、ほとんどの会社には日本人駐在員がおりましたが、アジア圏では日本語を話すことのできる現地人もたくさんいました。が、そのレベルもまちまちでしたので、英語の方が円滑にコミュニケーションできるということも少なくありませんでした。

     外国人相手に仕事をするということは、何も言葉だけが問題になるわけではありません。それよりもどちらかというと、考え方の違いであったり、商習慣の違いといったことのほうがネックになるというか、困ることのほうが多かったです。
     相手の言っていることは理解できるけど、いったいどうやったらそんな発想になるのか分からない、といった具合です。

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    その中でも、1番仕事がやりやすかったのは?

     いきなり結論から言うと、1番仕事がやりやすいなと感じるのはフィリピン人です。意外に感じる方もおられるかもしれませんが、彼ら(彼女ら)は総じて真面目で、英語も綺麗(もちろん非ネイティブの中では)な人が多いです。
     非ネイティブ同士が英語でコミュニケーションを図ろうとするときに、お互いのレベルに大きく乖離が無いことは重要な要素となります。一方が流暢に話すことができても、一方にそれを理解できる能力がなければコミュニケーションは成立しません。
     
     (もちろん、上述した国の中でもメインで仕事をしている国と、月に1、2回程度しか仕事をしない国があり、すべての国の人と満遍なく仕事をしたわけではないので、あくまで私感であり、すべての人に共通する考え方ではありません。)
     
     私の仕事は簡単に言えば、必要なモノを、必要な量だけ、必要な時期に輸出する、というものです。語学や、貿易の知識も必要になりますが、1番は「全体の進捗を管理する」ことが重要になります。そしてこの「管理する」という面で言うと、フィリピン人はしっかりと進捗管理が出来ているという風に感じます。(逆にインド人はこれが全然出来ない)
     
     ペーパーワークも、基準を作り、ルールに従い、しっかりとこなします。自分たちで必要なリストを作り、必要な情報を求めてきます。この、目の前の仕事を「管理する」ということが、新興国の人達にはなかなか出来ません。言われたことを、言われただけこなすことは出来ても、「何が問題なのか」という問いを持つこともありません。
     なので、そういった納期の管理やペーパーワークをきちんとこなすことの出来るフィリピン人とは、仕事がやりやすいなと感じました。

    逆に、仕事がやりにくかったのは?

     逆に、「この人達とはやりにくいなー。」と特に感じたのは、インドと中国です。
     
     まず中国。日本人と違い、物事をズバズバと言う人達ですし、あまり自分の非を認めたがらない傾向があります。これは本当の話なのか分からないのですが、彼らには「立て替える(代わりに支払う)」という概念が無いと聞いたことがあります。つまり、一度相手に支払ってもらったお金は「返す必要のないもの」と認識されるようです。
     実際に、支払いの面でもトラブルになったことがありました。また、あまりにも自分たちの利益を主張し過ぎるきらいがあり、どうしても「ぎすぎすした」やり取りになってしまうことが多かったです。
     
     次にインド。ここは色んな意味で「カオス」という言葉がピッタリです。インドでは牛が神聖化されているので、車の前を牛が歩いているせいで、荷物の到着が数時間、ときには数日遅れるなんて話はザラですし、「インド英語」と呼ばれるほど彼らの話す英語は独自にアレンジされ、もはや英語にすら聞こえないことも多々あります。
     
     また、表面上は無くなった(禁止された)とされるカースト制も、実際にはまだ根強く残っており、そのカースト制による「身分の違い」により、行える仕事が大幅に制限されるのです。
     例えば、「モノを運ぶだけの人」「お茶を入れるだけの人」といったように、他の人が一緒にやればいいような仕事でも、「私はそんな仕事をやるような身分ではない」という制度的プライドがあるらしく、必要以上に人員を確保する必要があるそうです。まあなんというか、「めんどくせーよ」という感じです。
     
     返事はなかなか来ないし、返事をしないくせに「あの件はどうなってんだ」と訳の分からないクレーム入れてくるし、頼んでないもの送ってくるし、まあむちゃくちゃですね。嘘のような話ですが、以前インドを担当していた人が2人連続で「体調不良」を訴えフェイドアウトするということがありました。
     
     個人的に付き合う分にはおもしろい(人もいるんでしょうね)かもしれませんが、やはり仕事ではしんどいなーというのが正直な感想です。

    自分のやり方を押し付けるだけでは仕事は上手くいかない

     何度もエクスキューズするようですが、今日書いたことはあくまで私の私感であり、個人的見解です。特定の人種を避難するものはありませんのであしからず。
     
     日本人でも、几帳面な人もいれば大雑把な人もいて、せっかちな人もいればのんびり屋の人もいます。同じように、ここに書いた国の人達の中にも様々な人がいるのでしょう。その上で私が書きたかったのは、「とりわけそういう傾向の強い人達だった」ということです。
     
     「日本ではこうなんだから、そっちもこういうふうにしてよ」とか「何でその日中に返事をくれないの?」とか言っても、それが通用しないことのほうが多いです。
     「そもそも違うんだ」という当たり前のことを理解した上で、どうやったら相手に分かってもらえるだろう、どうやったら自分の仕事を有利に進めつつ、相手に納得してもらえるだろう、ということを考え続けること。そういった姿勢と、努力抜きには外国人どころか、日本人相手でも仕事なんて出来ません。
     
     ただ、傾向として、仕事をする上で日本人と相性のいい人種はいるのかもしれないな、というお話でした。

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    コメント

    1. […] ている、いわゆる「子会社」である。先日の記事でも少し触れた通り、自動車関連の「製造業」だ。   参照:「10カ国以上の外国人と仕事をして感じた、一緒に仕事がやりやすい人種」 […]

    2. […] 参照:「10カ国以上の外国人と仕事をして感じた、一緒に仕事がやりやすい人種」 […]