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ベトナム人男性は”ヒモ”ばかりというのは本当か

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 去年、仕事の出張でベトナムへ行った際におもしろい話を聞いた。それは、「ベトナム人男性は全然働かない」という話だった。
 その話を私にしてくれたのは、私がいる部署で以前部長をされていた方で、滞在中私と部長(新しい、現在の)をフルアテンドしてくださった方である。
 
 私が出張で訪れたベトナムの工場は、私の勤める会社が100%出資を行っている、いわゆる「子会社」である。先日の記事でも少し触れた通り、自動車関連の「製造業」だ。
 
参照:「10カ国以上の外国人と仕事をして感じた、一緒に仕事がやりやすい人種

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ベトナム人男性は働かない?

 以前から、「ベトナム工場は女性ばかりらしいぞ」という噂は耳にしていたが、「ほんとかよ」と内心では半信半疑だった。けれど、実際に私がベトナムを担当していたときにやりとりをしたのも、日本人駐在員を除くとほとんどが女性だった。それでも私は、そういう途上国で事務職の仕事に男性が就くというのは、まだまだ一般的ではないのだろうと思っていた。
 
 何の話をしていたときかは忘れたが、ふとした拍子に私はそのことを前部長(以下、K部長)に聞いてみた。

「ベトナムでは男性があまり働かないって聞いたんですけど。」

 するとK部長はこう答えた。

「そうやねん。こっちの男はアカン。女の方がしっかりしてる。」
 
「あ、やっぱりそうなんですね。なんでなんですかね。」

「何でかは知らんけど、あいつら朝自分の彼女や嫁さんをバイクで送ってきて、帰りに迎えに来るねん。で、その間何してるかって言うと、そのへんでずっと喋ってるねん。」

「う〜ん、今流行りの”主夫”みたいなもんですかね?」と私は聞いた。

「いや、あいつら別に子育ても家事もせえへんねん。笑」

「それはただの”ヒモ”ですね。笑」

「そやねん。笑 給料日の日なんかすごいで。定時前になると、会社の前に迎えに来た男の行列が出来るねん。」

 と、ここまで書くと、ベトナム人男性が本当に働かない生き物のように聞こえてしまう。(というか実際そう書いてしまっている)
 もちろん、ベトナム工場にも男性従業員は多数いる。しかし、男女比で言えば圧倒的に女性の方が多いだろう。日本で製造業の会社であれば、男女比は男の方が高い。

参照:「女性従業者比率(経済産業省)

 しかし、これまで書いたことはあくまでいち企業のいち社員の意見、主観に過ぎない。そこで、何かその裏付けとなるようなデータは無いものかと調べてみた。
 しかし、当たり前の話だが、「ベトナムにおける、肉親以外の女性に養ってもらっている成人男性の割合」なんていう都合のいいデータなど無い。

数字で見るベトナム

 そこでまず、ベトナムと日本の人口を比較してみる。

 2014年4月の時点で、日本が約1億2700万人なのに対し、ベトナムは約9000万人である。

人口の推移 - 世界経済のネタ帳

 次に、以下のリンクよりベトナムの「労働力の男女別分布」という資料を見ることができる。これによれば、2009年のベトナムにおける労働力の男女比率(都市部、農村部合わせた全国)は男性51.39%、女性:48.51%と、男性の方が高くなっている。

リンク:「ベトナムの労働市場と社会保障制度(PDF)

 しかし、このデータが指すところの「労働力」の定義が分からない。ただ単に「労働が可能な年齢に達している人口の男女比」なのか、「実際に就労している人口の男女比」なのか。
 と思ったら、同じデータ内に「就業者の男女別分布」というのがあった。これによると、就業者の男女比は男性51.43%、女性:48.57%となっているが、これも「既に就労している人」が前提なので、「就労可能な年齢だが、就労していない」男性は含まれていない。

 恐らく、ベトナムの全人口に占める就労可能な人口を求め、男女それぞれでどれだけの人が就労しているかを出せば、「働ける人たちの中で実際に働いている人の人数とその男女比」を出せるのだろうけど、もうめんどくさい。だいたい何で私はこんなことを長々と書いているのだろう。
 
 ベトナム人男性が働こうが働かまいが、私はどっちだっていい。変なプライドがない分、彼らはとても気楽に生きているのかも知れない。

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