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ビールのドンペリ。幻のレストラン「エル・ブリ」のシェフが作った「INEDIT」

 スペインはカタルーニャ州、ロサスというリゾート地から、さらに7kmほど西へ進んだカラ・モン ジョイという入江に、ひとつのレストランがある。

 4月から10月までの半年間しか営業しておらず、残りの半年は新しいメニューの開発と研究に費やすといった独自のスタイルを貫いている一風変わったレストランだ。にも関わらず、45席ほどしかないシートには年間200万件もの予約が殺到し、数年待ちという状態も珍しくないほどの人気ぶりから、「世界一予約の取れないレストラン」と呼ばれていた。

 イギリスの料理雑誌「レストラン」において、5度も「世界一のレストラン」に選ばれたそのレストランの名は、『El Bulli(エル・ブリ)』*。

 エル・ブリは、2011年の7月に閉店するまで、料理長であるフェラン・アドリアと約60人〜70人のスタッフで経営されていた。このフェラン・アドリアという人はいわゆる「革新的」なシェフで、それまでの「料理」という概念にとらわれない独創的なメニューをいくつも生み出した人物である。
 フェラン・アドリアについては、以下のエントリーに詳しく書かれていた。

参照:「「エル・ブジ」のフェラン・アドリアが料理界に起こした“革命”とは?

 また、このレストランの舞台裏に迫った映画が2011年に公開された。

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン

 私もこの映画を見たのだけど、彼らは「料理人」というよりかは、アスリートや劇団員の集まりのようだった。ただ客に料理を提供するのではなく、いかにエンターテインするのか、どこまで追求するのかという姿勢がとても印象的で、ものごとをとことん突き詰めるというのはこういうことを指すんだなーと。
 また映画では、こういったプロ中のプロでもサーブする飲み物を間違えるなどの、まさしく「舞台裏」も収録されており、そのときの対処方法がいかにもスペインらしくておもしろかった。

 閉店後のエル・ブリはというと、隣接して建てられる予定の料理研究機関「エルブジ・ファウンデーション」として2014年に活動を再開する予定とのこと。

参照:「「エル・ブリ」の天才料理人、フェラン・アドリアの近未来味覚ラボラトリー_WIRED

 さて、前置きが長くなってしまったが、今日紹介したいのはこのフェラン・アドリアが、「セレブを迎えるワインはあるが、ビールがない」ということで作ったビール、『INEDIT』。

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ビールのドンペリ『INEDIT』

 誰が考えたのか分からないが、「ビールのドンペリ」というのがこのビールの宣伝文句のようだ(たしかにインパクトはある)。見た目はこんな感じで、カッコいい。

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 これ、近所の酒屋に普通に売っていたので、入手に苦労するようなものではないのだけど、やはり普通の国産ビールに比べると高額だ。500mlと750mlサイズがあり、それぞれ800円、1000円ほどする。(お店で飲んだらこれの倍くらい取られるのかな…)

 ワイングラスに注いで、シャンパンのような感覚で飲むのが良いとされているが、あいにくワイングラスやシャンパングラスの持ち合わせがなく、こんな中途半端なグラスになってしまった…

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 色は少し薄めで、香りは強め。海外ビールらしく、泡はほとんど立たない。
 ヒューガルデン・ホワイトというベルギーの白ビールがあるが、あれにかなり近い感じがした。私はドイツに行ってドイツビールを飲みまくったおかげで白ビールが好きになったので、これも美味しく飲むことができた。

参照:「【ミュンヘン滞在記】ミュンヘンで飲んだビールの写真をひたすらあげていく

 ただ、「とりあえず生!」みたいな感じでがぶがぶと飲むタイプのものではないので、あくまでシャンパン的な位置づけで、料理と合わせて飲むほうが楽しめるのではと思う。

 そしてさっき写真撮っていて気づいたのだけど、このビール、よーく見ると、、、

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 「発泡酒」って書いてある。
 まあ、日本の酒税法ではそういう位置づけになってしまうのかも知れない。

 ビールってワインと違い、あまり飲むたびに色んな種類を試したりしないと思うのだけど、たまにはこうやって新しい銘柄にチャレンジするのも楽しい。

 映画もビールも、両方おすすめです。

*エル・ブジと表記されているところも多い。エル・ブジがスペイン語表記で、エル・ブリがカタルーニャ語表記。

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