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困難に直面したときは、心の状態をとりあえず「ポジティブ」に保とう

 ここ最近、ブログのテーマ(外観)でちょっとした不具合が発生していて、その対処にいろいろと手こずっていた。私はプログラミングに関してもデザインに関してもまったくの素人なので、自分でネットで調べたり、質問したりして何とか解決策を模索していた。

 きっと、そういう”自分が困ったこと”を「これはブログのネタになる!」と、記事にしてしまう人もいるのだろうけど、私はどうしてもそんな風に思えなかった。逆にブログを書く意欲を大きく削がれてしまった。そして、こういう何か問題や壁にぶつかったときに、心の状態をポジティブに保てるというのはとても大切なことだな感じた。

 前述した、自分が困ったことを「これはネタになる!」とブログに書けてしまうような人のことだ。「コーヒーをPCにこぼしてしまったときの対処法」みたいなのを書いている人もいたし、「タクシーにぶつかられた」っていう、もはや困りごとのレベルではないようなことを書いている人もいる。

 私はけっこう悲観的な性格なので、なかなか目の前のものごとに対して楽観的になれない。必要以上に落ち込んでしまうことも多々ある。だから、そういう”何事に対してもポジティブに取り組める”というのは、それだけでひとつの強みだなぁと思う。「まあ、なんとかなるだろう」というスタンスでものごとに取り組めると、本当になんとかなってしまうものなのだろう。逆に、「これは大変だ。どうしよう」と途方に暮れてしまうと、大した問題じゃなくてもそれがまるで解決不可能な課題のように思えてくる。

 「なんでも気の持ちようだ」というのは、ある意味では真理だと思う。

 もう何回引用元として紹介したか分からないが、村上龍の「すべての男は消耗品である。」というエッセイに、「ハバナ・モード」という章がある。この章に、私がとても好きな一節がある。

 もうずいぶん昔のことだが、『KYOKO』という映画を準備していて、その実現に対して絶望的な思いを持っていた時期があった。当初予定していた女優に出演を拒否され、主演を除いて全員アメリカ人とキューバ人の俳優を使いアメリカ東海岸とキューバでロケする映画の脚本は1行も書けなくて、制作資金が集まる見通しはまったくなかった。
 わたしは絶望的な気分でハバナの海岸を一人で散歩しながら、こういうときキューバ人だったらどうするだろうか、と考えた。

 キューバ人だったら、まず、心のもっともベーシックな部分で、「何とかなるだろう」と楽観するだろうと想像し、それにならおうと思った。それは、必ず何とかなるとたかをくくって安心してしまうことではない。あきらめるという選択肢を消し、リラックスするためにとりあえず心の状態をポジティブに保つというようなことだ。そしていったんリラックスしたあと、キューバ人は危機の回避やプロジェクトの実行に向けて猛烈な努力を始める。できることから一つづつやっていくわけだが、その仕事・作業には、「何とかなるだろう」という曖昧でポジティブな態度とは対極の緊張と集中が必要になる。

 これは、普段生活していて起こりうる様々な問題だけでなく、私たちの仕事においても非常に有用な考え方ではないかと思う。困難に対してへこたれないというか、「何とかなる」という前提で色んなことに立ち向かえる人というのは、非常に頼もしいし、それがいわゆるリーダーや経営者に必要な素質であるように思う。もちろんそこには、村上龍の言うとおり、思う”だけ”ではなく「猛烈な努力」が必要になってくるのだけど。

  • リラックスするためにとりあえず心の状態をポジティブに保つ
  • リラックスしたあとは、危機の回避やプロジェクトの実行に向けて猛烈な努力を始める

 やろうと思ってすぐに実行できることではないかもしれないが、「困難に対してどのような心持ちで挑むか」というのは、自分次第ですぐに変えられるのではないだろうか。

 必要以上にヘコまない、悲観的にならない、とりあえずポジティブに。

 困ったときはとりあえずこう考えよう。

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