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仕事の進め方

 長かった正月休みも終わり、今日が仕事始めだという方も多いのではないだろうか。私も、今日が9日ぶりの出勤だった。

 その長い休みの間に、これまでの自分を振り返ったり、新しい目標を立てたり、今後の活動計画を作ったりした人も多いだろう。この時期になるとそういった記事をたくさん見かけるようになるし、私もご多分に漏れず、似たようなことをやってみた。

参照:『2014年の統括と2015年の目標

2014年の統括と2015年の目標
 2014年もいよいよ最終日となった。  去年の年末に書いたエントリーでも言っているけれど、「今年は早かったな〜」と感じることがほとん...

 私の勤めている会社は製造業なのだが、GW、お盆、年末年始にかなりまとまった休みがある(だいたい平均して10日間くらい)。そのため、これらの長期休みが近づくと何をして過ごそうかと楽しみになってくるのだが、その代わり休みの終わりが近づくと、これ以上ないくらいの絶望感に襲われる。ものすごく贅沢な悩みかも知れないが、ちょっと休み過ぎだと思う。

 ただ、その分リフレッシュして仕事を再開できるので、いい気分転換になるのは事実である。

 さて、そんな仕事始めの今日、職場である書類が回覧されてきた。
 発信者は部長で、数ページの束に「一読しておくように」というマネージャーの一言メモが添えられていた。

 「仕事の進め方」と題されたその書類には、仕事を進めていく上での心構えのようなものがズラリと列挙されていた。部長の人柄や考え方、そして実際に仕事に取り組む姿勢がこれでもかと凝縮された内容で、回覧ペーパーにもかかわらず私はじっくりと読みいってしまった。

 本来ならばそういった、社内で見聞きしたものごとをこんなふうにブログに書くことは褒められたことではないのかもしれない。だが、この「仕事の進め方」の内容はとても普遍的かつ実用的で、読むものを惹きつけるパワーのようなものがあった。読むものを鼓舞し、その背筋をピシっと伸ばすような強制力や吸引力があるのだ。

 私はぜひ、その内容を少しでも多くの人に知ってもらいたくてここに書くこととする。一部、製造業ならではの表現も含まれるが、大半はどんな仕事にも通じる考え方だと思う。

「仕事の進め方」

  1. 毎日、やるべきことをメモる。……忘れる事多し。
    (優先順位の確認、期限を決める、遅れの報告、終了・消し込み)
  2. 常時、机の上の整理整頓に精を出す。床上には物を置かない。ファイル及び棚の整理。保留、処理、未処理に区別、背表紙の統一。マル秘の明確化。
  3. 呼びかけや言われたこと(指示、依頼、要望など)にはハイと同時に必ず何らかの回答をする。
  4. DATAを保管しない。直ちに整理(グラフ、表など)し、報告する。次に打つ手が遅れる。
  5. 仕事の進め方、やり方を相談、連絡、報告をする。(報、連、相の徹底)
    実験の方法、DATAの取り方、不良原因追求方法、会議のやり方、報告の纏め方等々……知恵を出し合う。
  6. 新しいことを始める時は衆知を集めたり、組織を利用したりして意思の統一を図る。……会議。現場説明の開催徹底。(新製品、不良対策処理、新ルール等)
  7. 手間のかかることは真っ先に手を打ち、終了日を確認する。
    ……TEL、FAX、メモ、口頭。サンプル評価、不良分析等。
  8. スタッフは人を通してしか仕事が出来ない。
    依頼、指示、要望等はその狙い、背景、目的、効果等を分かり易く説明する。
    ……会議、新製品開発、不良対策等。
  9. 時期が過ぎた仕事や遅れそうな仕事は直ちに上司に報告する。
    優先順位の整理、応援を頼む、共同作業、休日、残業での処理などを決める。
  10. 仕事の結果(成果、失敗)、経験は会社の財産、従って他の人に分かる様に纏めておく必要がある。報告書、標準書、特許等。
  11. 報告(書)や説明は5W1H(4M、起承転結)であるかを確認し、大声で明確に話す。
  12. 自分のテーマは”自分の仕事だ”という責任感と実行力を常に持つ。他人のせいにしない。
    ……誰々に頼んである!頼んだがやってくれない!等々。
  13. 自分の仕事の中で改善すべき項目がないかと常に考える。
  14. 議事録は会議中、面接中に書き、結論と依頼事項を冒頭に書く。2枚以内を原則とする。
  15. 自発的に動く習慣を付ける。
    ……人の要求を予想して言われる前に手を付ける。
  16. 行き先や行動計画は常に明確にし、出入時には朝、夕と同じく挨拶を。
  17. 嫌がると思うことでもハッキリと注意、指導し何回も同じことを言う。……習慣化、躾。
  18. 直帰の時は夕方必ず電話を。
  19. 技術力は”しんどい””難しい”方に進めばアップする。

 これらすべてを部長が考えたことなのか、それとも部長も誰かから引き継いだものなのか、それは分からない。たぶん、自分が教わったことと、自分が経験し学んだこと、その両方が上手く合わさっているのだろう。
 何よりもすごいなと思うのは、これらすべて、あの部長ならやりかねない(たぶんやってるんだろう)と思えるところである。つまり、決して「口だけ」ではなく、行動が伴っていると周りが納得してしまうくらい、仕事に対して厳しく、真面目な方なのだ。

 私はその部長のことがとても好きで、尊敬もしている。以前は兼任されていたのだけど、今年からは直属の上司となった。こんなふうに、尊敬できる上司の下で仕事が出来ることは幸せなことなのだと思う。

 私に出来ることといえば、こういった先人が示してくれる指針を愚直に実行し、出来るだけたくさんのことを学び、盗むことだ。

 ここで紹介したこの「仕事の進め方」が、何かしらの刺激や参考になればとても嬉しい。



続編:『仕事の進め方 2

仕事の進め方 2
 先日紹介した、僕が勤める会社で密かに伝承される『仕事の進め方』というマニュアル。というのは嘘で、おそらく部長が自分で作り上げた、仕事を進め...
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