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給料は「もらう」ものではなく「稼ぐ」もの。堀江貴文著『ゼロ』から学ぶ働き方

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 おそばせながら、堀江貴文さんの著書「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」を読み終えた。例のごとく、Kindleのセール時に購入したまま積ん読本となっていたものだ。堀江さんに関して私は概ね好感を持っているのだけど、有料のメルマガは購読後すぐに解約してしまった経緯がある。

参照:『「感動」のないものは、残らない

「感動」のないものは、残らない
 購読し始めてからまだ1ヶ月も経っていないのだけど、堀江さんのメルマガを解約することにした。  購読を開始した月のバックナンバ...

 だが、本書は文句なしに素晴らしい内容で、あらためて堀江貴文という人間に興味を持つきっかけとなった。今日はその中でも、「働くこと」について書かれた部分について紹介したい。

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何のために働くのか

 「あなたは何のために働いていますか」と聞かれたら、どのように答えるだろうか。
 これは先日、私が働いている会社で社長による所信表明があった際、実際に社長が社員に問いかけたものだ。聞かれた社員の多くは、「生活のため」とか「お金を稼ぐため」と答えていた。社長としてはもう少し違った回答を期待していたのだろうけど、多くの人は同じように考えているのではないだろうか。
 逆に、「会社の利益に貢献するためです」などと答えられても、私としてはどうも嘘くさく感じてしまう。

 しかし、堀江さんは「自分はお金が欲しくて働いているのではない」と言い切る。20代の前半で起業し、若くして成功した氏はよく「金の亡者」であるかのように取り上げられてきた。しかし、「自分の金銭的な欲望を満たすという、その程度のモチベーションなのであれば、ここまで忙しくは働けない」という。自分にとって働くことが「我慢」ではなくなったときから、「お金のため」という意識はさっぱりと消え去ったそうだ。

 さて、自分はというと、何のために働いているのだろう。「ぜひ自分ごととして考えてみて欲しい」と書かれているとおり、これはなかなか深い問いだ。

 私としてもやはり、「生きていくため」「生活していくため」という答えが真っ先に浮かぶのだけど、先日紹介した”家無し生活”中の坂爪さん(@KeigoSakatsume)なんかを見ていると、働くことが生きていくことの必須条件ではないようにも感じる。生活していくには少なからずお金が必要だけど、彼はそれを働かずして得ているからだ。

参照:『イケダハヤト氏絶賛。家無し生活中の坂爪さんにお会いしてきた

イケダハヤト氏絶賛。家無し生活中の坂爪さんにお会いしてきた
 『まだ東京で消耗してるの?』というブログでおなじみ、イケダハヤトさん(@IHayato)が以下のエントリーで紹介されていた、坂爪圭吾さん(...

 これといった明確な答えは未だ出せそうにないけれど、私としては「働くことでしか得られない充実感や達成感があるから」というのがとりあえずの答えとなる。また、自分が社会の一部として少なからず機能しているという実感を得ることができるというのも、大きな理由のひとつだ。

自分が時間以外に提供できるリソースは何か

 堀江さんは、『多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えている』と説く。自らの大切な「時間」を差し出すことの対価として、給料をもらっていると。

 しかし当然のことながら、時間とは有限なものであり、かつどんな人にも平等に与えられているものだ。年齢や性別、貧富の差などに関係なく、どんな人にも1日は24時間しかないし、1年は365日しかない。だから、自分が差し出せる「時間」というリソースには、限りがあるのだ。

 また、プライベートを削ってまで自らの時間を差し出すとなれば、仕事に縛られ、お金に縛られている感覚が強くなってしまうのは当然のことだと指摘する。「残業に費やした時間は、そのままプライベートの喪失というかたちで相殺される。」のだと。

 そこで、氏が本著で強く主張していることが、「お金(給料)とは『もらう』ものではなく、『稼ぐものである』」ということだ。これは氏が2004年に出版した「稼ぐが勝ち」という著作のテーマにもなっているもの。

 自分の時間を差し出しておけば、月末には給料が振り込まれる。……そんなものは仕事ではないし、働いていても楽しくないだろう。たとえ会社員であっても、自らの給料を「稼ぐ」意識を持たなければならない。
 そして積極的に稼いでいくために、自分は「時間」以外のなにを提供できるのか、もっと真剣に考えなければならない。

 氏の主張にはまったく同感で、ただ長時間働けばお金がもらえるという発想からは早々に脱却しなければならない。

参照:『限られた時間の中で出来うる最高の仕事を

限られた時間の中で出来うる最高の仕事を
皆さんは普段何時間くらい働きますか? 8時間でしょうか?10時間でしょうか?それとも15時間でしょうか? 一体、そんなに働いて何...

参照:『仕事以外の時間を何に使うかによって人生が変わってくる

仕事以外の時間を何に使うかによって人生が変わってくる
最近になってようやく(という表現が正しいのだろう、たぶん)、あることに気が付いた。 それは、「仕事以外の時間を何に使うかによって人生が...

 これからの時代、時間以外に提供可能なリソースを持っていない人、給料を漫然と「もらう」だけの人は、ほどなく淘汰されていく。

働くことに対する意識を変える

 『お金を「もらう」だけの仕事を、お金を「稼ぐ」仕事に変えていこう』と氏は語りかける。だが、ではどうやって「もらう」を「稼ぐ」に変えていけばよいのだろう。普通の会社員が、『よし、自分も明日から「もらう」のではなく「稼ぐ」ぞ!』と決意新たにしても、急に何かが変わるわけではないし、給料が増えるわけでもない。

 私は、まず自分にできることといえば、働くことへの「意識」を変えることだと思っている。

 僕は20代の早い段階で、お金から自由になることができた。それはたくさんのお金を得たからではない。仕事に対する意識が変わり、働き方が変わったから、お金から自由になれたのだ

 上記も本著からの引用だが、まずは目の前の仕事に対する「意識」を変えるところから始めることが大切だと思う。このブログでも何度か書いているが、「受動的」ではなく「能動的」に目の前のことに取り組むということ。「もらう」という受け身の姿勢から「稼ぐ」という攻めの姿勢へ。ただ時間をやり過ごすのではなく、同じ時間でどれだけの成果をあげられるか。そういった「意識の転換」が、具体的な行動の変化へと繋がり、「もらう」仕事から「稼ぐ」仕事への変化へ繋がっていく。

参照:『充実した人生を送るために必要なもの

充実した人生を送るために必要なもの
 できれば、充実した人生を送りたいと思っている。長生きできなくても、ビジネスで大成できなくても、後世に名を残すような偉業が成し遂げられなくて...

 実刑判決を受け、刑務所での服役により、お金と時間の喪失を経験した堀江氏。単なる成功者ではなく、人生のどん底も経験した人間がいう言葉にはやはり重みがあり、そして説得力がある。

 この本、ほんとに期待以上におもしろく、彼を見る目が変わってしまうほど素晴らしい内容だった。氏にあまりいいイメージを持っていない人にこそ読んで欲しい良書だ。

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