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自立すること。それが結果的に自分の大切な人を救う

 「自立」という言葉の意味を検索してみると、以下のように書かれている。

他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。(コトバンク

 先日紹介した堀江貴文さんの「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」の中でも、「自立」をテーマに書かれている箇所があり、今日はその内容と自分が考えていることについて書いてみたい。

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自分の頭で考えること

 堀江さんは小さいときから「自分の頭で考える」ということを習慣にし、大切にしてきたそうだ。それは、「世の中の常識をもっと疑うこと。その中に含まれる不合理さを見つけること」だという。

 例えば、温泉旅館に泊まったときの朝食のメニューというのは、ご飯に納豆、焼き魚や味噌汁など、ほとんどが似たり寄ったりであることが多い。でも、それをそのまま受け入れるのではなく、「なぜどこも同じメニューなんだろう」という疑問を持つこと、そういう些細なところから「自分の頭で考える」ことは始まると書かれている。

 ちきりん(@InsideCHIKIRIN)さんも「自分のアタマで考えよう」というテーマで一冊の本を書かれているように、この「自分の頭で考える」ということは、訓練し習慣化しなければ意識的に行うことが難しい。

 そして堀江さんは、常識を疑い、自分の頭で考えていくために大切なことが、「自立すること」だと説いている。

親からの自立

 自立だ。特に、親元を離れることである。
 精神的に親から自立して、物理的、そして経済的にも自立すること。この一歩を踏み出したとき、人はようやく「自分の頭」で物事を考えられるようになる。

 近々実家を出てひとり暮らしを始める自分の状況も重なって、ここで書かれていることは特に響いた。仕事に就き、いくら経済的に自立しているとはいえ、親の近くにいること、生活雑務をお願いしているという点では、自分は未だ親から自立できていないのだと思う。

 堀江さんは、感謝はしているけれど、両親との間には明確なラインを引くように心掛けてきたという。具体的には以下のようなものだ。

  • どんな困ったときにも、親には頼らない
  • どんなに追いつめられても、親の前では弱音を吐かない

 もしそれをやってしまったら、僕は再び「あの人たちの子ども」になってしまう。
 血縁的に息子であることは変わらなくても、気持ちの上ではひとりの大人でありたい。それが、僕にとっての自立だった。

 堀江さんの考え方を見て、ドライすぎる、淡白すぎると感じる方もおられるかもしれない。だが、彼にとって「自立すること」とはそれくらいシビアなもので、真剣なことなのだ。自立していたい、ひとりの大人でありたいという独立心が人一倍強いのだと思う。

親のための人生ではなく、自分の人生を生きる

 例えば転職や引越しの際、「父親は反対するだろうか」とか「母親は心配するだろうな」という思いがよぎるとしたら、それはまだ「子ども」の意識が抜けきっていない証拠だと堀江さんは指摘する。彼は大学在学中に起業したことを、2年ほど経ってから初めて両親に告げたらしい。

 ベタベタ甘えることが親孝行だとは思わない。自分の人生を生きず、親の望む人生を生きることが親孝行だとは思わない。もし親孝行というものが存在するのなら、それは、一人前の大人として自立することだ。

 私も、自分の生き方を考えるときに同じような思いを持っている。
 できることなら、自分の親を喜ばせたいという思いは当然ある。自分のやることが、親の喜びにつながれば、そんなに嬉しいことはない。だが、私は親のために生きているわけではない。自分のやることや生き方が、親を悲しませてしまうことだってあるかも知れない。犯罪に手を染めるのは論外だが、自分の喜びと、親の喜びは必ずしも一致しないということを、肝に銘じておかなければならない。

親から自立することは、社会から自立すること

 親から自立できていない人は、「自分の頭で考える」という習慣づけができていないのだと堀江さんは主張している。そのままだと、自分では何もやろうとはせずに、ただ会社の不平不満をこぼすだけになってしまうと。

 人はみな、誰かの子どもとして生まれる。そして親から自立できたとき、はじめて社会の中でも自立することができるのだ。

 ちきりんさんも『自立しよう。そして自由に!』というエントリーで、「イザというときには親が助けてくれると考えている人は、同じようにイザというときは会社や国が助けてくれると考えている」と書かれていて、お二人の主張されていることは非常によく似ている。

自立することが、結果的に自分の大切な人を救う

 人生には目標が必要で、自立すること、一人でも生きられるようになることが、結果的に自分の大切な人を救う。

 これは村上龍の「心はあなたのもとに」という作品に登場する、私の大好きなフレーズだ。
 
 自立することが大切な人を救うというのは、何も「他人に迷惑をかけないから」という意味ではないと私は考えている。自立しよう、自分の力で生きていけるようになろうという姿勢が、自立される側にも影響を与え、パワーを与えるのだ。

 自分は自立できているか?
 この本を読んで、改めて自分に問いかけ、見つめなおす良いきっかけとなった。

他人を救いたいと思うのは、他人を支配したいという欲求があるからだ。村上龍「最後の家族」
  「親しい人の自立は、その近くにいる人を救うんです。一人で生きていけるようになること。それだけが、誰か親しい人を結果的に救うんです」...
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