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最近読み終えた、良かった本とイマイチだった本

 2月は比較的たくさん本を読んだ月だった。紙で読む小説、電子書籍で読む実用書に加え、最近では雑誌もよく読むようになった。小説はすでに持っている本を何度も読み返す。読まなくなった作品はほとんど手放してしまったので、手元に残っているのは必然的にお気に入りの作品ばかりだ。実用書は、Amazonのセールも手伝って幅広いジャンルに手を出している。結婚式のスピーチを頼まれなければ絶対に購入しなかったであろう作品もある。

参照:『結婚式でスピーチすることになったから、スピーチライティングについて勉強しようと思う

結婚式でスピーチすることになったから、スピーチライティングについて勉強しようと思う
 来月、友人の結婚式でスピーチをすることになった。前々から分かっていたことではあったのだけど、日も迫ってきたのでそろそろ本腰を入れて準備に取...

 今日は、最近読み終えた本を、内容も簡単に添えて紹介したいと思う。

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『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』グレッグ・マキューン著

 いろんなところで紹介されていて、ずっと気になっていた作品。ミニマリズムというのは、どちらかというとライフスタイルよりの概念になると思うのだが、本著は仕事や働き方についての考察がメイン。

 「本質的なことを見極め、必要なものだけにフォーカスし、重要なことだけに取り組もう」という主張自体にはまったく同感するし、自分も実践していきたい内容ではあるのだけど、少し食傷気味でもある。自分としては特に目新しい発見はなく、どこかで見たり聞いたりしたことのある内容ばかりだったなという感想である。

『すぐやる人は、うまくいく』中谷彰宏著

 20年で800冊もの本を書き上げたという著者。タイトルが特徴的な著作は、どの本屋にいっても必ず一冊は目にするのでないだろうか。

 本書では、「スピードではなく、スタートが重要」と書かれている。これは、何かをこなす速度(スピード)ではなく、何かを始める早さ(スタート)こそが重要だという意味。まずはサクッと始めてしまって後から軌道修正していく。始める前からうじうじ悩んでいないで、まずは始めてみよう、着手しようという内容だ。

 スピードよりもスタートを、というのは非常に共感できるフレーズで、仕事にしろプライベートにしろ、常に意識しておきたい考え方だ。

『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』印南敦史著

 Lifehackerというサイトで書評記事を書かれている印南敦史さんの作品。土日祝日以外は毎日書評を書いているという著者は、月に約20本、年間にすると250本前後の記事を書かれているそうだ。

 書評を書くためには、当然のことながら本を読まなければならない。だが、それだけの本数を書こうとすると、読むためにたくさんの時間を割けるわけではない。短時間でその本の核となる部分を的確に捕らえ、「ちゃんと読んだ人が書いた」と感じてもらえるような文章にすること。そのためのノウハウが散りばめられた良書だった。

 特に印象に残ったのは、「読み手をイメージし設定する」ことと、「できるだけ書き手の存在を表に出さない」という2点。

 この文章はどういった人たちに読まれることを目的としているのかという、想定読者の設定。対象の性別、年齢、立場を明確にしてから書き始めると著者は述べている。この「想定読者の設定」というのは、自分がブログを書く上でまだまだできていないことだと感じているので、その必要性や重要性を改めて認識した。

 また、Lifehackerというニュースサイトの特性上、書き手の存在感はできるだけ文章から消すようにしているそうだ。大事なのはその本の内容であって、書き手がどう思ったかではない、と著者は言う。ただ、これはそのサイトの特性によって使い分けるべきとも書かれていて、例えば個人ブログなどでは逆に書き手の存在感があったほうがより個性が映える。

 自分の文章のどこかしらに「自分らしさ」というものがあるだろうかと、改めて見なおしてみようと思った。誰にでも書けそうだなと思うような文章であったなら、自分が書く必然性というものがなくなってしまう。他と似たような内容であったとしても、少なからず自分なりの視点や語り口を加えられるように心がけたい。

『夢をかなえるゾウ』水野敬也著

 これは自己啓発ど真ん中過ぎて、読むつもりのなかった作品。ただ、著者である水野敬也さんのブログをたまたま読む機会があり、この人ってこんなおもしろい人だったのかとびっくりした。こんな人が書いてるんだったら一度読んでみようかなと思ったのがきっかけだ。

 彼のブログで特におもしろかったのは以下。

参照:『歌舞伎町でボッタクリにあいました(ウケる日記)』、『タトゥを入れてみました(ウケる日記)

 本の方も期待以上におもしろかった。最近シリーズ3作目をリリースされたそうなのだが、その前にまずは2作目を読まなくては。

『スティル・ライフ』池澤夏樹

 これは「いばや通信」というブログを書かれている坂爪圭吾さん(@KeigoSakatsume)から譲り受けたもの。気に入った本を交換し合うって、とても素敵な行為だなと思った。

参照:『本屋でもインターネットでもない、新しい本との出会いの場

本屋でもインターネットでもない、新しい本との出会いの場
 私は、本屋が大好きだ。相変わらずこまめに足を運んでいるが、「何かおもしろそうな本を見つけよう!」という野心を持って行くわけではなく、ただ単...

 大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの中にある広い世界との間に連絡をつけること、一歩の距離をおいて並び立つ二つの世界の呼応と調和をはかることだ。
 たとえば、星を見るとかして。(スティル・ライフ)

 久しぶりに、新しく読む小説でいいなと思える作品に出会えた。冒頭に書いたとおり、私は同じ作家の同じ作品を何度も読み返すタイプなので、なかなか新しい作品を読むという機会がない。この本を入手した経緯も相まって、とても楽しく読むことのできた作品。

『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文著

 最近読んだ本の中ではいちばん良かった作品。感想については以下のエントリーに書いたとおり。

参照:『給料は「もらう」ものではなく「稼ぐ」もの。堀江貴文著『ゼロ』から学ぶ働き方

給料は「もらう」ものではなく「稼ぐ」もの。堀江貴文著『ゼロ』から学ぶ働き方
 おそばせながら、堀江貴文さんの著書「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」を読み終えた。例のごとく、Kindleのセール時...

参照:『自立すること。それが結果的に自分の大切な人を救う

自立すること。それが結果的に自分の大切な人を救う
 「自立」という言葉の意味を検索してみると、以下のように書かれている。 他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助...

 堀江さんについては、こういうところ好きだなという部分と、こういうところあんまり好きになれないなという部分、両方ある。でも、この本の中で書かれている堀江さんは「等身大」という感じがとてもよく伝わってきて、好感を持てた。

 働くということへの堀江さんなりの哲学や、生き方についての考え方など、まだまだ紹介したい内容がたくさんある。私たちは、人のある一部分だけを見て評価を下したりしがちだけど、その人をより深く知ることでしか見えてこない部分も当然ある。あらためて、外部から与えられる「イメージ」というものは強烈で、だからこそ怖いなということも感じた。

 嘘をついていない人の文章というのは、何かしら訴えかけてくるパワーがある。私はこの本を読んで、自分でも気付いていなかった自分自身の問題のようなものにも気付くことができた。

◆◆◆

 以上が、私が最近読んで印象に残った本たちだ。読んでよかったと思える本、あまり参考にならなかったなと思える本、両方あるが、どちらからも何かしらの学びを得ることはできる。面白くなかったと感じる本は、その理由も自分なりに検証してみることで、次の本選びの際に役立てることができる。

 読書ほど刺激的で、手軽に行える娯楽(という表現はあまり好きではないけれど)もないと思う。普段本を読まない人にまで読書を強要するつもりは毛頭ないが、今日紹介した作品のなかで、ひとつでも読んでみたいと思えるものがあれば嬉しい。

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