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「ゼロハリバートン」月の土を地球へ持ち帰ったケース

 1969年、アポロ11号が人類史上初の有人月面着陸を果たした。この歴史的な瞬間は、全世界5億人を超える人々がテレビなどのメディアを通して視聴したという。

 その際、月の土を地球へ持ち帰る「月面採取標本格納器」として、アメリカ航空宇宙局(NASA)よりその製作を依頼されたのは、アタッシュケースやスーツケースを専門に製造するとあるメーカーだった。

 「ゼロハリバートン」。それがそのメーカーの名前である。

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市販モデルをそのまま流用した「月面採取標本格納器」

 ゼロハリバートンとは、1938年にアメリカはカリフォルニア州にて設立された会社。アルミニウム素材を使用したアタッシュケースが有名で、その頑丈さは航空機エンジニアの助言を得て開発、制作されたものだという。

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※画像は公式google+より転載

参照:『ゼロハリバートン(Wikipedia)

 同メーカーを一躍有名にしたのは、言うまでもなく、先に述べたアポロ計画で「月面採取標本格納器」として採用されたことだ。だが、ここに驚くべきエピソードがある。NASAより製造を依頼され、採用されたケースというのは、同メーカーの市販モデルを一部加工しただけのものだったという。

 アポロ計画のために一から開発・製作した特殊なものではなく、市販品をそのまま流用した(正確には内側を加工した)だけだったという事実にはとても驚かされる。同メーカーの頑丈さや品質を保証するのに、これ以上の説明はいらないのではないかと思うほどだ。

 さらに、アメリカ合衆国大統領のみが所有を許され、核兵器に関する重要機密事項が入った黒いブリーフケース(核のフットボール)も、ゼロハリバートン製なのだそうだ。

参照:『ゼロハリバートン 概要(Wikipedia)

 このように、宇宙局や政府も御用達のゼロハリバートンだが、そのミニマルなデザインと頑丈さから、多くのビジネスマンやタレントからも愛用されている。

 最近だと、去年公開された映画「LIFE」でも使用されていた。

参照:『「人生を変える旅へ」映画『LIFE』が3/19公開

 「ダブルリブ」と呼ばれる2本ラインがトレードマークで、アルミニウム素材を使用したその質感も特徴的だ。近年では、ポリカーボネートやナイロン製のモデルも発売している。

参照:『ZERO HALLIBURTON Official Site

RIMOWAとの違い

 シンプルなデザインで、頑丈なスーツケースというと、ドイツのRIMOWAを思い浮かべる方も多いのではないだろうか。実際、認知度が高いのはRIMOWAの方だと思う。会社としての歴史も、1898年創業のRIMOWAのほうが古い。

 大きく違う点といえば、それぞれが自社の主力製品に使用している材質だろう。RIMOWAはジュラルミン、ゼロハリバートンはアルミニウムを使用している。

 デザインについては好みが分かれるところだが、ゼロハリバートンのほうがリブが少なく、よりプレーンなデザインとなっている。

 私はRIMOWAのスーツケースを2つ所有しているが、たまに百貨店などでゼロハリバートンを目にすると、カッコいいなと足を止めてしまう。さすがに新たに購入する予定はないが、RIMOWAの購入を検討されている方は、いちどゼロハリバートンもチェックしてみると選択の幅が広がると思う。価格も、ほぼ同じくらいだ。

 ゼロハリバートンの直営店は、現在国内に3店舗しかないが、百貨店や、ロフトや東急ハンズなどの量販店でも取り扱いがある。

参照:『ZERO HALLIBURTON Shop List

 また、UNITED ARROWSなどのセレクトショップでも一部取扱いがある。

 ゼロハリバートンは、やはり「月の土を持ち帰った」というエピソードが他にはない付加価値を生んでいる。ぜひ店頭でその魅力を確かめてみて欲しい。

関連:『【ミュンヘン滞在記】RIMOWAが格安で買えるという噂のお店に行ってきた

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