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村上龍エッセイ「すべての男は消耗品である。」シリーズから最新作「ラストワルツ」が発売

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 何かと嬉しいニュースが続く。
 昨日のエントリーで、「過去作品の電子書籍化も嬉しいが、新作が読みたい」という内容のことを書いた。

 そんな私の思いを見透かすかのように、本日配信のJMM(ジャパン・メール・メディア)が嬉しいニュースを届けてくれた。村上龍の代表的エッセイ「すべての男は消耗品である。」シリーズから、新作が発売されるようだ。

 「寂しくても、依存しないで生きる。最後のワルツを踊る、孤独な二人のように……。」というコピーがなんとも哀愁漂う最新作は、「ラストワルツ」というタイトルだ。同エッセイは、「すべての男は消耗品である。」というシリーズタイトルとは別に、作品ごとのタイトルがつけられている。

 章立ては以下のとおり。

  1. 誰も本気になって文化としてのバブルを検証しようとしていない
  2. 実はわたしの肺活量は6000近くあった
  3. わたし自身は、夢なんかなかったし、目標もなかった
  4. かつて「ものづくり」などという言葉はなかった
  5. 今、「反体制派」はどういう役割を負っているのか
  6. 地方のほうが住みやすい?
  7. どこを探しても希望のかけらもない
  8. わたしも、フェラーリを売った
  9. 大きさというのは、それだけでパワーなのだ
  10. 追い詰められても、バルデラマは自分のプレーを変えなかった
  11. 人はみな、横軸と縦軸で、現在の自分を確認する
  12. 最近、読書量が減った
  13. いずれにしろ、遠い過去のことだ
  14. 作家でなかったら、とっくに職場や組織から追放されていただろう
  15. わたしはなぜ髪が多いのか
  16. 役割は終わったが、別に寂しくはない
  17. メディアの内部に「わかってない人々」が増えている
  18. ラストワルツ
  19. あとがき

 私はもちろん、近所の本屋へ電話をし取置きをしてもらい、仕事後に買いに行ってきた。真っ白な装丁がとても綺麗で、見た目もタイトルも、エッセイというよりかは小説のようだ。

 「ラストワルツ」というタイトルについて、本書のあとがきにこのように書かれている。

 この『消耗品』の最新刊には、『意味のない停滞』というタイトルを付けるはずだった。だが、思うところがあり、それは止めて、『ラストワルツ』にした。『意味のない停滞』というタイトルの本を買いたいという人は少ないだろうと思ったからだが、実際は、『ラストワルツ』のほうが、当然のことながら、ニヒリスティックだ。

 ほんとうに久しぶりに紙の本を買った気がする。ページを繰るのが楽しみでしようがない本に出会うことは、私にとって数少ない至高の体験である。「紙の本」が次第にその価値と存在意義を失っていく中、村上龍は「発売されたら問答無用で買いに行く」数少ない作家のひとりだ。

 大好きな作家の、新しい作品に触れる瞬間ほど、心躍るものはないと思う。

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