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「何を伝えるか」と同じくらい、「どう伝えるか」が大事

 私たちは毎日、誰かに、何かを伝えている。
 仕事で、プライベートで、特定あるいは不特定多数の人たちに、何かしらの情報やメッセージを伝達する。赤ん坊でさえ、「泣く」という行為によって自分の感情や状態を伝えようとする。

 誰かに何かを伝えるとき、「何を伝えるのか」ということがもちろん重要になってくるわけだけど、それと同じくらい「どう伝えるのか」というのが大切だと私は思っている。
 これは例えば、「相手の機嫌を損ねないよう言い回しに気をつける」といった、オブラートに包む的な意味合いではない。また、電話で伝えるかメールで伝えるか、はたまた歌にして伝えるかというような「手段」の話でもない(ときにはそれも大切だけど)。

 自分が伝えようとしていることをできるだけ誤解のないように相手に理解してもらうためには、どういう表現や手順、言葉が適しているのかを考えるということだ。

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内容は悪くないのだけど…

 たとえ自分が伝えようとしている内容が正しく、価値のあるものだったとしても、伝え方がまずかったせいで相手に十分に理解されないことがある。理解されないならまだしも、誤解されたり歪曲して受け取られ、怒りを買ってしまうことだってある。
 「違うんです、私の言いたいことはそうではなくて」と言ったって、相手にはその「言いたいこと」が理解できないのだ。

 私も仕事をしていてよく、「その話をするんであれば先にあっちの説明をしておかないと…」とか「その言葉を使っても相手は理解できないんだから、別の表現を使わないと!」といった具合に、伝えたい内容は決して悪くないのに、伝え方のまずさでその半分も伝えきれていない人や状況によく遭遇する。そういうのを目にすると、とてももどかしい気持ちになったりする。

順序立てて説明する大切さ

 特に、何をどういった順序で伝えるかというのが大切だと思っている。例えば、自分はどういう目的で、どういった経緯でこういうことを言わんとしているのか、そういったことを順序立てて説明していくだけで、相手の理解度はぐっと深まる。逆にそういったことをすっとばして「とにかくこういうことなんですよ」と言い切ったって、なかなか分かってもらえない。

 また、言葉の選び方も同じように大切だ。これは以前にも書いたことがあるのだけど、特定の言葉を、その意味を理解しない相手に対して使っても効果がない。

 専門用語や略語など、ある特定の組織や地域、集団の中でしか通用しない言葉ってありますよね。そういった言葉は、コミュニケーションや意思の伝達を...

 例えば私は今、仕事でシステム構築に関わっているのだけど、自分の業務内容をほとんど理解していないシステム屋さんに、社内や業界での専門用語を使って説明するのは無理がある。部外者に対しては、自分たちの仕事内容をできるだけ一般的な言葉を用いて説明する必要がある。伝えることが上手な人というのは、この「言葉の選び方」にとても長けている。

伝えたことではなく、伝わったことが情報

 何かを伝えるというのは、ざっくり言うと「何か情報を伝達する」ということだと思う。
 そして、そのためにはどういった伝え方をするのがベストなのかということを常に考えなければならない。思ったことや考えたことを、ただ時系列に散文的にまくし立てるだけではいけないし、相手によってその方法も臨機応変に変更する必要がある。

「伝えたことではなく、伝わったことが情報」

 誰が言った言葉なのかは分からないが、これは私がずっと頭の片隅に置いている言葉である。自分がどれほど「伝えたい何か」を持っていたとしても、意図せぬ形で伝わってしまったのなら、その「伝わったこと」が相手にとっての情報となる。

 そんなことを考えていて、「これって何かに似ているなー」と思ったら、ブログを書くこともなさにこれだなと思い当たった。毎回伝えたいメッセージがあるわけではないけれど、このエントリで言いたいことをより理解してもらうためには、何をどういう順番で、どういう表現で書けばいいだろうと思案するのに似ている。

 どんなに崇高な理念や意義のある主張でも、書き方がまずかったら伝わらないのと一緒で、何かを伝えるときには「どう伝えるか」というのがとても大事なあと改めて感じる。逆に言えば、伝え方を変えるだけで、あなたの伝えたいことは一気に魅力を増すのかも。

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