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【あなたのカメラ見せてください】Letter from Kyotoの川添さんに聞いてみた

 僕は子供のころから、人が使っている道具や愛用の機材について書かれた文章を読むのが好きだった。大人になった今でもそれは変わらず、文房具やデジタルガジェット、日用品や装飾物まで、あらゆるモノ、もの、物について書かれた文章を読み漁っている。

 少し前に、人がどんなカメラを使っているのか、インタビュー的な記事を書いてみたいと書いた。

「あなたのカメラを見せてください」っていうインタビュー企画やりたい
 新しいカメラの購入を検討していて、いろんなカメラのレビュー記事やカタログなどを読み漁っている。中でも、写真好きの方が自分の愛用のカ...

 今日はその記念すべき1回目で、インタビュイーとなってくださったのは『Letter from Kyoto』というブログを書かれている川添さん。この企画を思いついたときに真っ先に頭に浮かんだのが川添さんであり、Twitterで連絡したところ即答で快諾くださった。

 僕が川添さんのブログを読むようになったのは、確かキューバについてのエントリを読んだあたりからだったと思う。当時は今よりも旅行熱が高かったし、なによりキューバに行ってみたかった。いいなぁ、自分も行ってみたいなぁと思いながら読んでいたのを思い出す。

 ではさっそく、川添さんにカメラについて、写真について聞いてみよう。

ーーお使いのカメラを教えて下さい。
Leica M8

DSCF0638

ーーそのカメラはいつ頃からお使いですか?
2011年頃から

ーーそのカメラを選んだ理由は?
まず、見た目がかっこよかったから。その時はFUJIFILMのX100というカメラを使っていて(今もときどき使う)、これが見た目に関してはLeica M3のパクリだと言われていた。それは別によかったんだけど、次にLeica Mシリーズは何やら作りが違うということを知った。当時は既にデジタル一眼レフが流行っていた時期で、それとは違うレンジファインダーという機種らしい。それがどんなものなのか使ってみたかった。最後に値段、フィルムカメラは使っていくにあたって費用がかかるため、デジタルが欲しかった。デジタルのレンジファインダーはその当時エプソンのRD-1とLeica M8、M9しかなかった。一番安かったのがM8で、それを購入した。見た目、作り、値段です。

ーーそのカメラの気に入っている点、不満な点を教えてください。
気に入ってる点は何よりも小さいこと。元々旅行用にカメラを買ったため、大きいと持ち運ぶのも持ち歩くのも大変になる。レンズを含めた全体が小さいため、気軽に首から提げて歩ける。

不満な点は、しいて言えば高感度の撮影でノイズが激しいこと。最近の機種でそのあたりの性能が良くなっているのかどうかわからないけれど、どちらにしても買い換える予定はなし。

ーーカメラに求めるものは?
汎用性。自分が使っているカメラは写りという点において汎用性が低いけれど、状況という意味では高いほうかなと思う。状況に応じてカメラを選んだりレンズを選んだりしていると荷物が多くなるから。コンパクトデジタルほどの携帯性と気軽さはないけれど、撮影機材を揃えるほどの写りと意気込みもない。その中間で、ある意味オールマイティー。

ーー次に欲しいカメラはなんですか?
永遠に買う予定はないけれどLeica SL。Leicaの出すフルサイズのミラーレスってどんなもんだろうっていう好奇心。

ーー写真を撮り始めたのはいつ頃からですか?
携帯に付いているカメラでは高校生の時からよく撮っていたけれど(飲み会とかではなく風景を)、カメラで撮り始めたのは社会人になって旅行するようになってから。

ーー写真を始めたきっかけを教えて下さい。
初めて一人で海外旅行をするとき、カメラがあったほうがいいかなと思って。その時コンパクトデジタルは持っていたけれど主に仕事で使っていた。写真というよりは記録用で写りも悪いため「これではちょっと」と思ってオリンパスのPenLiteを買った。

ーーどんな被写体を撮るのが好きですか?
「何コレ?」って思う変な対象。人であっても物であっても風景であっても同じ。あまりそういうのには出くわさない。

L9997043

L9996556

ーー今後撮ってみたい被写体や写真のイメージはありますか?
誰も見たことがないようなもの。具体的なイメージはないけれど、自分で見てもやっぱり「何コレ?」って思えるような写真が撮りたい。

ーー写真を撮る上で、自分なりのこだわりやマイルールのようなものはありますか?
こだわりではないけれど、実感として撮る対象は探していない時のほうがよく見つかる。

ーー撮った写真は加工しますか?
RAWで撮るためそれを加工と呼ぶなら全部する。トリミングもほぼ全部する。ときどきモノクロにする。

ーー写真の管理や加工に使用しているアプリやデジタルツールがあれば教えて下さい。
ずっとLightroomを使っている。他の現像ソフトも使ったことあるけれど慣れなかった。

ーー好きな写真家はいますか?
Chad Mooreの写真が好きだけどああいうのは全然撮れない。個人の写真集を買ったのはその人ぐらい。写真の何コレ?度でいうと高木こずえ、被写体の何コレ?度は佐藤健寿。

ーー出かける際は必ずカメラを持ち歩きますか?
必ずではない。普段あまり荷物を持ちたくなくて手ぶらが多いから、そういう時は持ち歩かない。カバンを持つときは入れることが多い。ときどき財布も携帯持たずにカメラだけ持って撮りに出かける。これって思うものを撮るまで帰らないって縛りで撮るけれど帰って見ても微妙だったりすることが多い。

ーー先日Kindleで出版された写真集『記録カナダ・トロント』を読みました。カナダの写真はいつか出版したいと思っていたのでしょうか?
全然思っていなかった。ちなみにあれはLeicaで撮っていない。

ーー今後もこういった形で写真集を出版される予定ですか?
予定は特にない。普段からあまりそういうことは考えておらず、何か思いついたらやると思う。

ーー自分の写真を客観的に見てどう思いますか?
被写体が遠い。今28mmのレンズ一本で撮っているためもっと近いレンズが欲しい。

ーー自分がインタビューをしてみたい方はいますか?
インタビューしたいっていうのは無いけれど、カクタニさんとナギサラサさんとは一度写真の話をした。(*1) アマチュアの人だと他にここもよく見ている。

ーー川添さんにとって、カメラとはどんな存在ですか?
自分は物事を忘れっぽくて、日記を書いたりするのも今自分が思ったことをセーブして、そこから先に進むためなんだけど、写真も同じ。カメラは見たものを写真として残す道具。文章と写真の違いはあるけれど、用途はペンと同じ。

***

 「写真も文章と同じで、今の自分をセーブして、次に進むためのもの」というのは、僕にはなかった考え方で、とても素敵だなと感じた。こうやってその人の言葉で実際に聞かされると、やっぱり人がカメラや写真に求めるものというのは、実にさまざまなんだと気付かされる。

 川添さんはご自身の写真をブログやflickrに載せられているので、ぜひそちらの方もご覧いただければと思う。

 この度はご協力ありがとうございました。

川添さんのブログ:http://lfk.hatenablog.com/
川添さんの写真:https://www.flickr.com/photos/135689477@N03/

(*1)川添さん、カクタニさん、なぎさらささんの写真談義はこちら

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