仕事のメールや問合せには、出来る限り早く返事をするようにしています。
出来る限り早くというより、「いかにして早くボールを投げ返すか」ということが仕事のひとつになっています。
私の個人的な感覚ですが、仕事の出来る人ほどレスポンスが早いです。
相手をムダに待たせない、ということを徹底してやっているように思います。
問合せや確認というのは、相手はその結果が分からないと次に進めないということなので、
いつ回答がもらえるかということによってその後の仕事の進め方や進捗に影響します。
例えば、相手からAという回答が来ればBさんに連絡を取って◯◯を依頼する。
Bという回答が来れば上司への報告が必要になり、XXという資料を集めなければならなくなる。
一見何気ない問合せのメールにも、その先に影響を及ぼすであろう多数の可能性が含まれています。
なので、いかにして受けたボールを早く投げ返すかということを常に意識して仕事をすることが、結果的に自分の業務スピードや効率を上げることに繋がるのです。
もちろん、資料や進捗の確認、データの収集等ですぐに回答が出来ないケースもあるでしょう。
そういった場合、私は「どういう確認が必要で、◯◯という資料が必要だから、いつまでに用意して回答します」という連絡を先に入れます。
こうすることで相手は、次の仕事に取りかかれるまでの見積もりを出すことができ、その間に他の仕事に手を付けることができます。
個人的に相手を待たせることが嫌いということもあるのですが、私が特に意識していることがあります。
それは、「自分は今、相手の貴重な時間をムダにしているかもしれない」という意識を持つことです。
時間というリソースは限られていて、各々がその限られた時間を配分して仕事を進めています。
相手をムダに待たせたり、必要以上に時間を取らせたりすることは、相手の時間を奪うことでありこれはもの凄く失礼なことだと思うのです。
だから私は、文字通り「As soon as possible」でボールを投げ返す、ということを信条としてやっています。
物事を良くも悪くも前に進めてしまうこと。
ここで「良くも悪くも」と書いたのは、素早く回答して物事を前に進めたはいいが、結局その話はおじゃんになり、ムダな労力に終わった、ということが少なからずあるからです。というか、一定の割合でそういったケースは発生します。
「もう少し様子を見ていればあんなことせずに済んだのに…」と思うことも、無いわけではありません。
しかし、目の前の仕事がどう転ぶかなんて、その時には分からないのです。
分からないからこそ、事態を進展させて早く結果にたどり着く必要があるのです。
「もしかしたら…」なんていう曖昧な期待を持つ時間があれば、その時間で仕事を進めてしまう。
たとえそれが裏目に出ることがあったとしても、レスポンスが早いということはそれだけで価値があるのです。
[…] Fragments ofさんの記事より […]
[…] 参照:『レスポンスの早さはそれだけで価値がある|Fragments of』 […]