「変化し続ける」というのが私が人生に求めるひとつの大きなテーマです。
それでは、変化し続けるためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
小さく何かを始めてみる
「変化」という言葉をWikipediaで調べてみるとこう書いてあります。
物事(ものおよび概念の一切)の状態・位置・形といった特徴や性質が、強まったり、弱まったり、新たに出来たり、失われたりすること。
つまり、「今までとは異なる状態になることやその過程」ということ。
その変化の「大きさ」や「度合い」については言及されていません。
そこで私が実践していることが、小さくてもいいから何かを始めてみる、変えてみるということ。
例えば、朝の通勤ルートを曜日で変えてみる。
朝食のメニューを変えてみる。
1時間早く起きてみる。
やろうと思えばすぐにでも出来ることを「実際に」行動に起こしてみる。
この「小さく始める」というところが大事で、なぜなら何か大きなことを変えたり始めたりするにはそれなりのパワーや時間が必要になるからです。
そのため、始める途中で挫折してしまい、「やっぱり簡単には変われないんだ」という摺り込みがされてしまう。
だから、出来るだけ小さく始めてみる。
ランニングを始めたいのなら、まずは家の周りを歩いてみる。
ブログを始めたいのなら、まずは1行でも日記を書いてみる。
そういうふうにして、小さな変化を徐々に「当たり前の状態」にしていく。
「今日も何もできなかった」というのと、「小さなことだけどちゃんと達成できた」というのとの間には雲泥の差があるのです。
先を見据えない
私は何かを始める時に、「これをすることで何が変わるのか?どうなるのか?」といったことはあまり考えません。
私が欲しているのは「変化」そのものであり、その変化の先にある「未知の自分」というものに興味があるからです。
だから、こういう風になりたいな、と思って何かを変えるというよりは、「こんな自分もいたのか」という発見に対する好奇心がほとんどなのです。
ものすごく自分勝手な考え方かもしれませんが、究極に自分が興味が持てる対象ってやっぱり「自分自身」なんです。
自分がどんな風に生きて、どんな人達と出会って、どんなところに行き、どんな風に変わっていくのか。
それを確かめたい。
だから、変化のない人生、先の読めるような人生には全く興味が持てないのです。
先日見てきた映画「LIFE」でも印象的な台詞がありました。
Life is about curiosity and going into unknown.
(人生とは未知の領域に飛び込んでいくこと、その勇気)
小さな変化が大きな変化へ繋がる
私がブログを始めたきっかけというのも、特に明確な理由があったわけではありません。
文章を読むのは大好きなのですが、自分で書こうという気はあまりありませんでした。
ただ、「何かを生み出す、創造する」という行為に対しては無条件的な尊敬の意があり、自分もそうなりたいという気持ちは常にありました。
そこで、「書くことなら自分にも出来るかもしれない」という感じで書き始めたのを覚えています。
そして、「書くことで何かを変えられるかもしれない」という思いももちろんありました。
実際、こうやってブログを書いていると、波及的に自分の興味の幅が広がっていくのが感じられました。
そして、「自分ってもしかしたらこんなことも出来るんじゃないか?」という新しい欲求がじんわりと自分の中に芽生えてきます。
それはプログラミングであったり、文章術であったり、写真であったり。
その内のひとつが実際にカタチになりそうなので、それはまた別の機会に書くことにします。
現状維持は退化である
自分は今の状態にも人生にも満足している。
そう断言できる人であれば何かを無理に変える必要はないのでしょう。
幾多の変化を経て、そのような状態まで辿り着いた人もいるのかも知れません。
ただ自分のことを言えば、私は今の自分に全く満足していません。
満足することへの危機感すらあります。
だから常に変化を求めて行動していないと、不安になってくるのです。
だから小さなことを、少しづつ、着実に積み重ねていこうと思っています。
最初はとても小さな一歩です。
でも、その最初の一歩がなければ何も始まりません。
[…] こちらの記事にも書いたのですが、自分には「何か新しいことを始めたり、作ったり、生み出したりする人に対する無条件の尊敬の意」があります。 なので、今回自分もそういった人達 […]