私には、使いもしないのに新しいノートを次から次へ買ってしまうという変な癖がある。最初は、欲しい物や考えていること、今後の計画や思いついたアイデアなんかをいっぱい書き込むぞと意気込んで購入するのだけど、最初の数ページを書いたっきり、本棚に眠ることになる。そして暫くするとまた、「新しいノート欲しい熱」が再発するのだから困ったものだ。
百貨店や雑貨屋などで、文房具のコーナーを見るのは楽しい。書店と同じように、見かけたらついつい立ち寄りたくなる。そこで、惹かれるデザインや装丁のノートを見かけると、手に取りパラパラとページを繰り、ここにどんなことを書こうかと思案するのが楽しい。今まで何冊も無駄にしてきているのに、このノートなら最後まで飽き続けられるんじゃないか、という根拠の無い期待が沸き上がりついつい買ってしまうのだ。
ここ最近は自重していたので、そういう書かずじまいでお蔵入りになってしまうノートが増えることもなかった。だけど、今日、大阪の阪急メンズ館にあるお店で見かけたノートがとても気に入ってしまい、久しぶりに新しいノートを購入した。
そのノートとは、伊東屋というメーカーが発売している「カラーチャート カバーノートブック」というもの。正確にはノートというか、ノートとカバーがセットになったもので、私はそのカバーの方にとても惹かれたのだ。
ドイツ製のリサイクルレザーを使用したそのカバーは、どちらかというとシリコンに近いツルツルとした手触りで、触っていて気持ちがいい。ゴム製のバンドで閉じられるようになっていて、そのバンドも違うカラーのものに交換することが出来る。
商品の帯には「Recycled Leather from Germany」という文字と「Made in Japan」という文字が。この二つの文言だけでもとても魅力的だ。
参照:『伊東屋オンラインストア カラーチャート』
付属のノートは、5mmの方眼で、糸綴じタイプのもの。
私は今回、A6サイズとA5サイズでどちらにしようか迷った。A4サイズを選ぶことはほとんどなく、いつもだいたいA5サイズを購入していたので、今回も最初はA5サイズにしようと思っていたのだけど、今回はなぜかA6サイズにとても興味をそそられた。
A6サイズはちょうど文庫本のサイズなので、持ち運びにとても便利だし、ノートというよりかはどちらかというと手帳に近い。私はこの「文庫本と同じサイズ」という点にとても惹かれた。お気に入りの小説を持ち運ぶように、このノートもいつも持ち歩いて、何でも書き込むようにしたいなと考えたのだ。A6サイズは今まで購入したことがないので、新しい試みとしてこのサイズを試してみるのも悪くないのではないか。そのようなことを考えた末(結構迷ったのだけど)、最終的にA6サイズを購入することにした。
税込みで¥2,268と、このサイズにしては結構高いなとは思うけれど、やっぱり新しいノートを買い、さてこれから何を書き記そうかと思いを巡らせる楽しさに勝るものはない。
このA6サイズという選択が吉と出るか凶と出るかは未だ分からないが、今度こそ三日坊主で終わらせずに「手で書く習慣」を継続できるようにしていきたい。
ICHIROYA(@ichiro50)さんの下記のエントリーはとても参考になった。
[…] 参照:『今度こそ3日坊主で終わらせない。文庫本サイズのポケット手帳に何でも記録しよう』 […]
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