「写真とはカッコいいもの」。Jesse Kojimaさんの写真展 『SHOT BY JESSE』に行ってきた。

 InstagramでフォローしているJesse Kojimaさんというフォトグラファーがいる。もともとは僕が好きな国内のメタルバンドの写真を撮られていたことがきっかけでフォローするようになったのだけど、バンドの写真だけでなく女性のポートレイトもよく撮られていて、その写真がとても素敵で、自分もこんな風に撮りたいなと思っていつも拝見していた。

https://www.instagram.com/jessekojima/

 そんなJesseさんが、LAで撮影を行うための資金をクラウドファンディングで公募されているのを知り、ほとんど条件反射で支援することにしたのが昨年の12月。自分にとって初めてのクラウドファンディングでの出資だった。

https://camp-fire.jp/projects/view/16126

 クラウドファンディングはだいたい、出資者へ何らかのリターンが約束されている。Jesseさんの場合は写真集と写真展への招待だった。正直、これらのリターンがなくても自分はJesseさんのプロジェクトに出資するつもりだったのだけれど(それが本来のクラウドファンディングだと思っているから)、それでも、そういった特典がついてくるのは嬉しくて心待ちにしていた。

 そして先日、とうとう大阪での写真展が開催されたので行ってきた。
 場所は南堀江にある「Pulp」というギャラリースペース。昔よく通っていた洋服屋がある通りだったので、よく知っている場所だった。

 心斎橋駅から南堀江まで歩いている途中、どこかで見かけたことのある人が向かいの通りを歩いていたのでよく見てみると、なんとJesseさんだった。

 信号待ちのタイミングで声をかけて、今から向かう旨を伝える。ピンクの髪にTattooだらけの腕、ピタピタのスキニーパンツに彫りの深い顔がとてもカッコ良かった(ちなみにJesseさんは純日本人らしい)。

 11時のオープンちょうどに到着すると、いちばん乗りだった。写真撮影も快諾してくださったので、何枚か撮りながら写真を眺める。今回の撮影でモデルを務めた@sunny_only1さんは、なんとこないだ高校を卒業したばかりらしい。

 他にお客さんがいなかったので、いろいろとお話を伺うことができた。愛用のカメラはLeicaで、車とカメラとどちらを買うか迷った末にLeicaを買ったこと、写真を撮り始めたのは30歳を過ぎてからだということ、昔はバンドをやっていてメジャーデビューまでしたが途中でストップしてしまったこと、、、とても気さくな方で、ますます好きになった。

 中でも僕がいちばんを感銘を受けたのが、「写真とはカッコいいもの。それも、その対象の内面から滲み出てくるカッコ良さみたいなものを写したい」というJesseさんの言葉。その場では恥ずかしくて言えなかったけど、「カッコ良い写真を撮りたい」というのは自分も常々考えていることだったので、「一緒だ!」と思わず嬉しくなってしまった。

 Jesseさんの写真はもちろんカッコよかったし、お会いできてすごく嬉しかったのだけど、クラウドファンディングで資金を募り、実際に海外へ撮影に行き、東京と大阪で写真展を開くというのは、ものすごくエネルギーのいることなんだと改めて思い知らされた。

 自分はプロのフォトグラファーになるつもりもフリーランスになるつもりもないけれど、自分の仕事を自分でつくる、自分の作品を誰かに見てもらう、自分なりの表現を発信するといったことに対して、尊敬に近い念を持った。

 この次のプロジェクトもすでに企画している最中だということなので、次回も楽しみにしながら待っていようと思う。